2001年9月14日
ワイン会でお出ししたワインです。
エステ・ノイ '99 ブルナー(アルト・アディジェ) 

ガッリオーレ ビアンコ '99(トスカーナ)

スカッソ・デ・チェザーリ '98 テヌタ・ディ・バルジャーノ(トスカーナ)

ヴィーニャ・アルタ '96 バディア・ディ・モローナ(トスカーナ)

パレオ ロッソ '97 レ・マッキオーレ(トスカーナ)

ラ・クレスタ 2000 ジャンニ・ガグリアルド(ピエモンテ)

デュベル(ベルギー)

今回は,ワイナート12号がトスカーナ特集をしていましたので,それに関連したところでイタリアワイン特集としました。リストの最後にあるデュベルはビールで,最後にノドが乾いたので追加で飲みました。(^^)

ブルナー よーく冷やして飲むとまさにフールーティー!ちょっと柔らかみがあって,酸も適度に乗って食前酒やこれからの季節ピクニックにピッタリですね。女性に人気がありました。

ガッリオーレ・ビアンコ 新樽のバニラ香が鼻をくすぐります。最初は冷やし気味でしたので,香りと味わいがアンバランスでした。ワイン会の最後の方で室温に戻ったあたりがまさに絶好調!芳醇でまろやかな味わいはイタリアの白ワインの新しい味わいの側面を垣間見せてくれます。皆さん驚きの眼差しです。イタリアワインフリークのS夫妻はこの味わいにはまってしまいました。ブルゴーニュのシャルドネが好きな方にも首を肯かせる事の出来る偉大なワインです。

スカッソ・デ・チェザーリ'98 このワインの'99がワイナートでなんと93点をマークしました。'99はまだ入荷がないので,今回は'98をテイスティング。抜栓は直前です。グラスに注ぐとひじょ〜に濃いです。すごい色合いです。バニラの香りと濃縮された果実の香りが立ち上ってきます。口に含むと,濃くてドライでちょっと厳しいです。今飲むには,前の日にデカンタージュしておかなくてはならないですね。ワイン会終わり間際には,随分ほどけてきましたが,まだまだ強いです。

ヴィーニャ・アルタ'96 私の大好きなワインです。'96は久しぶりに飲みます。樽をトーストした香りが強く上がってきます。Sさんは「この香りは,ちょっと強すぎますね」との事でした。でも,このワインはどんどん変わっていくのです。2時間後には皆さんが絶賛です。ね〜,そうでしょう。これは本当に美味しいんですよね。上品な味わいとコク,土の味。今はやりのテロワールがまさに表現されているワインだと思います。

パレオ'97 今注目のボルゲリのワインです。セパージュはカベルネ・ソービニヨンがメインで,サンジョベーゼ,カベルネ・フランのブレンドです。皆さん飲まれての最初の一言は,「こりゃ,ボルドーですね!」。まあ,カベルネがかなりの割合で入っているので,ドライで濃縮されて品のある味わいは,ブラインドではボルドーと言ってしまいそうです。一時間ほど前にデカンタージュをして置きましたが,今飲んでも十分に美味しく飲める味わいです。ただ,時間が経ってきますと,本来の濃縮された味わいが全面に出てきて,最初よりも味わいが厳しくなってきます。本当の所は,長い熟成が必要なワインだと思われます。美味しいワインでした。

ラ・クレスタ 赤のやや甘口の微発泡ワインです。これはうけました。皆さん開口一番「美味しい〜!!!」。今日飲んだワインの中で一番素直にこの言葉が出てきました。Sさんは「どんな高級な赤ワインや白ワインを飲んでも,最後にこういうワインを飲むと,結局これが一番評価が高くなるんですよね。女性なんかは特にそうですね。」。そうなんです!甘口のワインは飲む方に強烈な印象を残します。ですから,使い方によると他のワインを消してしまうのです。食前酒か食後酒として飲まれると一番いいと思います。このワインに関しては,今回は食後酒としてお出ししましたが,ハンバーガーなんかを食べながら飲むと美味しいです。どちらかというと清涼飲料的な飲み方ではありますが…。ジューシーで搾ったばかりのブドウ果汁を炭酸で割った感じです。

今回は参加者の年齢が近かった事もあり,ふだん以上に洩り上がりました。会話に熱が入って,ワイン・食べ物がなくなってからも延々と話し続けました。あまりにノドが乾いたので,リストに乗っているデュベルでノドを潤したのでした。


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