2001年8月24日
お出ししたワイン・お酒です。
ヒューガルテン ヴァイツェン 生(ベルギー)

すみのえ 1997年 大吟醸原酒(茨城)

アイテルスバッヒャー・カルトホイザーホーフベルク'96QbA(ドイツ モーゼル地方)

プイィ・フュッセ ヴィエイユ・ヴィーニュ'97(フランス ブルゴーニュ地方)

ガッリオーレ'97(イタリア トスカーナ地方)

自家製梅酒1997

8月は毎年恒例の「なんでもあり」の会です。なかなか飲めない生ビールはお目当ての方がいらっしゃいます。今回は当店スタッフも含めて14名となり,会場は冷房もあまり利きませんでした。

ヒューガルテンのヴァイツェン(小麦のビール)はメーカーにお願いしてサーバーを借りました。ボトルのものよりも,より一層フルーティーで軽やかです。皆さん思い思いにサーバーから注いで存分に飲まれました。
さすがに世界最高の評価を得ているヴァイツェンビール。美味いです!アルコール度数は5%あるのですが,いくら飲んでも酔いません(それは自分だけ?)。なかには10杯近く飲まれた方もいましたが,それでもヘベレケになりません。これはどうしてでしょう?

すみのえ1997 味わい深い吟醸を醸すことでは素晴らしい腕の冴えをみせる蔵元です。吟奏の会に協賛してくださっているこのお酒は熟成を経るほどに味わいが深まっていきます。今回は残り少ない1997年をお出ししました。新酒のうちはややもすると固さを感じる事もあるすみのえですが,4年の歳月がベールを脱がしてくれました。今だ4年も経っているとは思えない若さを秘めた味わいの中に,キメの細かいソフトな味わいがノドもとを刺激します。日本酒好きの方たちから絶賛の声が上がりました。

アイテルスバッヒャー モーゼルでも偉大なワインを生み出す生産者として有名です。このワインはモーゼルリースリングを辛口に仕上げています。若干の熟成香が出だして,リースリングの美味しさが満喫出来ます。モーゼルらしく酸がきっちりとしていて,爽やかな味わいも十分に感じ取れます。皆さんの熱気で冷房を最大にしても焼け石に水でしたが,このワインを飲む事によって,高原のような涼風が身体を通り抜けていきました。

プイィ・フュッセ プイィフュッセ最高の生産者です。最高の出来の時はブルゴーニュの特級にも並び賞される偉大な味わいとなります。このヴィンテージの出来も素晴らしく「ワインアドボケート」で92点をマークしています。今回ワインを出す順番を間違えてしまい,これの前のドイツワインの味わいがプイィ・フュッセに悪い影響を与えてしまいました。ランクとしては下でも,ドイツワインは味わいが強いので,プイィフュッセの後にした方がよかったです。プイィフュッセのまろやかな膨らみのある芳醇な味わいが十分に感じ取れなかったのがちょっと残念でした。それでもすごく美味しかったのですが,以前飲んだ時ほどの感激が味わえませんでした。

ガッリオーレ'97 イタリア・トスカーナの超当り年の「スーパータスカン」です。まだ若いですが,すんご〜く美味しかったです。葡萄品種がどうのこうのではなく,とにかく美味しい!素直に,あ〜,美味しい!と言えるワインでした。セパージュはサンジョベーゼを主体にカベルネソーヴィニヨンを若干ブレンドしています。サンジョベーゼの美味しさが満喫出来ました。

自家製梅酒'97 当家の秘蔵品です。マホガニー色に熟成して食後酒にピッタリです。一緒に漬け込んだままの梅もとろけるような美味しさでした。

さすがに生ビール20Lを14人で飲みきることは出来ませんでした。残ったビールを2晩存分に楽しみました(ちょっと飲み過ぎですね?)。


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