2000年10月20日

ワイン会でお出ししたワインの写真です。
  1. ゴネ リザーブ ブリュット(フランス シャンパーニュ地方)
  2. ベンタナ カベルネ・ソーヴィニヨン'96(アメリカ モントレー)
  3. モンテマッジオT'95 キャンティ・クラシコ・リゼルヴァ(イタリア トスカーナ地方)
  4. シャトー・ド・ビー'92(フランス メドック地方)
  5. シャトー・ムートン・バロンヌ・フィリップ'87(フランス ボルドー地方メドック地区ポーイヤック村 メドック格付第5級)
  6. ピースポーター・ゴールドトレプヒェン'88 リースリング アウスレーゼ グランス・ファシアン (ドイツ モーゼル地方)
  7. ヤーデン メルロー'97 ゴラン・ハイツ・ワイナリー(イスラエル)

あいにくの雨となってしまいました。どんよりと湿った空気をシャンパーニュで晴らします。皆さんのどが乾いていたのか,ほとんど一気に飲まれていました。ソフトで繊細な飲み口の中にも熟成感が感じられるシャンパーニュです。今回はカベルネ系に重点を置いてセレクトしました。トップバッターはカリフォルニアはセントラルコースのベンタナです。抜栓したては,青野菜系の香りが支配的でしたが時間が経つにしたがって,その香りが抜けてきて厚みのある味わいに変化してきました。このワインを飲む時は1時間以上前の抜栓がおすすめですね!続いて今注目の産地イタリアはトスカーナのワインです。香りから非常にビッグです。新樽から来るバニラ香と完熟したフルーツの香りが押し寄せてきます。'95ヴィンテージですが熟成の片鱗が微塵も感じられないパワフルな味わいです。今後の熟成が楽しみですね。今回は前2者の若々しいカベルネと後2者の熟成した味わいの対比が面白いところです。シャトー・ド・ビー'92はクリュ・ブルジョアです。一般的に言うと'92は敬遠される方が多いと思いますが,意外や意外!これが最高に美味しいんです!今が完熟ですね。今回はモンテマッジオ派とシャトー・ド・ビー派の2派にパカッと割れました。私ですか?私はどちらも捨てがたいです・・・。カベルネのトリは今は無き?シャトー・ムートン・バロンヌ・フィリップ'87です(今はシャトー・ダルマイヤックといいます)。深い熟成香が魅惑的です。まだ古酒の世界には入っていません。メドックらしい深みのある味わいに陶然とします。やっぱりカベルネはメドックか?という考えがふっと脳裏をよぎりました。ここでワインの減り具合を見るとビーがもう空っぽになっているではありませんか!早い!今日の一番というところでしょうか?ただ価格は今日のワインの中で最も安いものでした。素晴らしいワインでも,今が飲み頃のワインにはかなわないという良い見本だと思います。カベルネの比較で疲れた舌にはやっぱりドイツの甘口?しかありませんよね。ほのかな熟成香とフルーツの味わいが素晴らしいハーモニーです。差し入れの甘栗や妻が買ってきた栗最中と合わせて楽しみました。最後のヤーデンはお店のマスターからの差し入れです。飲んでみると,これがなかなかいけます。エレガントなスタイルはメドックを目指している感じです。ブラインドで飲んだらメドックと言ってしまうと思います。

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