2000年2月18日

写真
  1. シャブリ'98(ドメーヌ・カーム)
    フランス・ブルゴーニュ地方
  2. シャトー・クレール・ミロン'91
    フランス・ボルドー地方・メドック地区・ポーイヤック村
    メドック格付 第5級
  3. シャトー・グラン・ピュイ・ラコスト'79
    フランス・ボルドー地方・メドック地区・ポーイヤック村
    メドック格付 第5級
  4. エチュベリア ソーヴィニヨン・ブラン'97 スペシャル・セレクション
    チリ・モリーナ

1はあまりにも有名過ぎるシャブリです。'98ととても若いですが,とても滑らかな飲み口の辛口です。ミネラルの味わいもありシャブリらしい特徴がよくでています。しかし,時間の経過とともにフルーツの甘い香りが出てきて,味わいもとてもソフトになってきました。参加者から「なんか,シャブリじゃないみたいだね」という声が出てきました。近年,こういったスタイルのシャブリが多くなっています。でも,葡萄が完熟すればフルーツの味わいが出てきても不思議じゃないですよね。コストパフォーマンス抜群のワインです。2は'91とヴィンテージは良くありませんが,まさに今が飲み頃です。デカンタージュして,すぐにサービスしましたがグラスから熟成香がフワーと立ち昇って「わー,いい香り!」と皆さんの声。ボディは中程度ですが,タンニンが落ち着きとても優しい味わいが満喫できました。食べ物は何を合わせようかではなく,このワインだけをじっくり飲みたくなりました。3は今日の真打です。なんと今から21年も前のワインです。これも飲む直前に抜栓してデカンタージュしました。2とは同じ村同士ですが味わいはまったく違います。いまだタンニンの厚みがあり,果実のボリューム感もしっかりしています。もしこれをブラインドで出されたら,2よりも若く答えてしまうのではないでしょうか?充実した味わいでした。4は突然チリのレイトハーベストの甘口をもってきました。香りは控えめですが,厚みと酸味のしっかりとした甘口の味わいが最後を締めくくるのに最適です。妻が焼いてくれたクッキー(砂糖無し)と合わせるとまさにピッタリでした。もう一つ,オーガニックの原料100%で作られたガトー・ショコラとも合わせてみましたが,こちらとは今イチでした。コーヒーの風味が邪魔するのか,ワインの酸味が強調されてしまいました。ガトー・ショコラはそれ単体で愉しんだ方がいいみたいです。オーガニック100%のためか,甘さがくどくなく,男性にも受け入れやすい味わいでした。

戻る