なつもうでざけ




私たち日本人は神社といえば
「初詣」がまず真っ先に頭に浮かぶのではないでしょうか?

そして成就したい事を祈願。
つまり願望実現のために神社にお詣りに行く事が多いと思います。



私はここ数年、神道(古神道)を学んでいます。
そして分かった事は願望実現のために
神社にお詣りに行く事だけでいいのか?という事。


いや、願望実現のためにお詣りに行ってもいいんですよ。

でもですね〜、
神様ってそんなに都合良く
人間のわがままを聞いてくれるのかな?って思うんですよ。



お詣りに来たかと思ったらお願い事ばかり。
お願い事ばかりじゃ神様もうんざりしちゃうんじゃないのかと。。。。


たまには日々つつがなく生活ができている事にたいしてのお礼。


人によっては毎日こんなに大変なのに感謝なんかしてられないよ!
って言う人もいるかもしれません。


でも世界を見渡せば
もっと大変な人たちもいっぱいいるじゃないですか?
飲み水にさえ事欠くような人たち。


蛇口をひねっていくらでも水が出て、
その水をそのまま飲む事ができる国って、
よくよく見るとそんなに多くはないんですよ。


神道(古神道)を学ぶ前にも、
自己啓発に興味があって
そういう事に関する本を読んでいました。


そうすると「神社はお礼を申し上げに行く所」と書いてあるじゃないですか!


それからというもの神社ではお願い事をしなくなりました。
というより元々、神社に行って何かお願いをするという事は
私自身はほとんどしなかったんですよ。


願い事が無いわけではなかったんですけど、
なんか腑に落ちなかったんですよね。


だからいつもお賽銭を入れて手を合せていただけだったんです。
特に何かしらの感情があったわけではなかった。
ただ神社という場所の空気・雰囲気が好きだったという事に尽きますかね?


そして「神社は御礼を申し上げに行く所」という事を知って、
以前よりもお詣りに行くのが楽しみになった。


さらにここ数年の学びで
「祓(はら)い清め」というキーワードを知る事になりました。


日々生活しているといろいろな雑念が湧いたり、
欲にまみれたりという事があります。


神社という清浄な場にいって
そういう汚れを落としてまた日々の生活を気持ちも新たに過ごす。
これが一番大切な事だな〜と痛切に感じるようになりました。



実は「初詣」の前に
本当はもっと大切な行事が神社にはあります。



知ってますか?



12月31日に行なわれる「年越しの大祓(おおはらえ、おおはらい)」
通常は略して「大祓」。
一年の罪穢(けが)れを祓(はら)い清める儀式です。


そして祓われた清浄な身で新年に「初詣」をするんです。



そして6月30日は「夏越(なごし)しの大祓」。
新年からの六ヶ月の同じく罪穢れを祓い清める。そういう日なんです。





前置きが長くなってしまいましたが
今回ご案内する「夏詣酒」は山梨県富士川町で醸される清酒「春鶯囀(しゅんのうてん)」。

創業は寛政二年(西暦1790年)。

当初の酒銘は「一力正宗」でした。


六代目当主中込旻(あきら) の弟中込純次(フランス文学者)が歌人与謝野鉄幹・晶子夫妻と交流が深く、
甲州時の旅の際蔵元に宿泊。

その際に飲んだ酒を与謝野晶子が大いに気に入り

「法隆寺など行く如(ごと)し 甲斐の御酒(みき) 春鶯囀のかもさるゝ蔵」と詠みました。

この歌に感銘を受けた蔵元が、酒銘を「春鶯囀」へと変更したそうです。



この「夏詣酒」は
山梨県甲府に位置する「八幡神社」にて御祈祷され
祓い清められて皆様の元にお届けいたします。

なおこちらの「八幡神社」は
甲斐国(現在の山梨県にあたる)の神社の御祭神を集めて祀(まつ)った神社で「総社(そうしゃ)」です。

つまりこちらの神社にお詣りすると
甲斐国の神社全部にお詣りしたことになるというとてもありがたい神社です。



こういう時期にこそ、神仏に頼る事も大切ではないでしょうか?


ぜひ、お近くの神社にお詣りに行き、
日々の感謝を伝え、
お家ではご先祖様にも感謝を伝え(菩提寺にお参りできればさらに良い)て
「夏詣酒」を楽しまれてはいかがでしょうか?


きっと今年後半はいい事があるかもしれませんよ!




「夏詣」帰りの晩酌の縁起酒として、
願いごとを記す七夕の日のお酒として、
お世話になった方への贈り物や御中元等
にとても喜ばれますよ!


6月30日(月)当店入荷!


御興味のある方はぜひ,一刻も早く御注文下さい!




春鶯囀(しゅんのうてん) 夏詣酒2025
純米吟醸(1回火入れ)

株式会社萬屋醸造店
(山梨県南巨摩郡 富士川町青柳町1202-1)

720ml ¥1,750(税込¥1,925)




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